2006年3月12日 (日曜日)

自信過剰おやじ

”カズぼん”と”こーじ”が風邪のため本日は”あっくん”とふたり。

「あっくん、転校になったら困るん?」

私の転勤がきまり、それを知った”あっくん”は「転校しないといけないの?」と心配そうによめさんに訊いていたらしい。

「学校かわったらいやなん?」

転勤しても転居はないのだが、意地悪く質問を続ける。

「うーん、どっちでもいいけど・・・」

「あ、そう。転校してもいいんや。」

「・・・困る。」

「あ、そう。なんで?」

「なんでも。」

「じゃ、1番、友達と離れないといけないから。2番、好きな女の子と離れないといけないから。3番、好きな先生と離れないといけないから。何番?」

「1番、1番、いちばんだよ。」

「ああ、そう。じゃ、好きな女の子はいてないの?」

「そういうのはいたけど、悪口いってたから、いない。」

「え?”あっくん”の悪口ゆうてたん?」

「うん。」

「なんて?」

「なんとかおやじ。」

「おやじ?」

「あ、じしんかじょうおやじ」

なんということか。小学2年生、おそるべし。

「あっくん、自信過剰って?」

「知らん。」

「なんでいやなん?」

「おやじっていわれたのがいや。」

「自信過剰って、何か教えたろか。」

「えー、わからないけど、たぶん、地震、火事、おやじ?」

・・・・・・

同じような年頃のとき、近所のおばさんに「自信過剰や」といわれたことを思い出した。

あんまりいい意味ではないよなあ・・・・

「あっくん、なんか自分だけできたとき、自慢したりせんかった?」

「してないよ。」

「そうか・・」

「でもあとであやまってきたよ。」

「え?その女の子があやまってきたん?あっくんが文句ゆうたから?」

「ううん。」

「むこうからあやまってきたん?」

「そう。ほかの子にも悪口いってたけど、たぶんあやまったのはおれにだけ。」

「そのこかわいい?」

「え?なんで?」

「その子、すきなんちゃうん?」

「そんっなはず、ナイ!」

「ははーん。」

「ちがうよ!」

(以下略)

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2006年2月28日 (火曜日)

切れてる?

「はい、どっち?」

”あっくん”が小さいころからおふろに浮かせていた青いスーパーボール。

どちらの手にかくしているかあてさせる遊びを子供たちにさせていたら、このごろは”こーじ”がそれをわたしにやってくれる。

でもねえ、小さな手からボールが見えてるよ。

何度やってもあてられて、つまらなくなってきたころ、”カズぼん”がボールを奪い取った。

「ああーん、ああん!」

わめきながら”こーじ”が取り返そうとする。

「こら、こーじ、だめ、いいから、貸してあげ。」

「でもー、こーじの。」

「こーじ、切れてる?」

「どこが?」

「こーじっ!・・切れてる?」

あっ、と”こーじ”が気づいた。

「切れてないです。」

人差し指を顔の前に立て左右に振りながらニコニコして答えた。

”こーじ”はたぶん、お笑い芸人になるだろう。

・・・・・

”あっくん”が滑り込んできた。

「あっくん、切れてる?」

「知らない。」

「あっくん、だめじゃーん。」

と、”こーじ”が”あっくん”の頭をパシンと叩いた。

かなり強く。

”あっくん”は怒らなかった。

「こーじ!なにするんや!」

私が叱ると、突然火がついたように泣き出した。

「どうしたの?」

よめさんが扉の外から聞いた。

泣きながら”こーじ”がふろからあがっていく。

ぜんぜん泣きやまない”こーじ”に

「こーじ、切れてる?」と聞いてみた。

さすがに泣き続けている。

しかし、よく見ると、うぇんうぇんいいながら人差し指を振っていた。

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2006年2月18日 (土曜日)

ムツカシイとしごろ

「あしたなんかあるか?どっかいこか?」

土曜なので早い時間に帰宅。

そして明日の日曜は久しぶりに1日休みだ。

じつは”こーじ”はろくにボールも持てないくせに「ボーリング行きたいなあ」といつも言っている。

”なんとかワン”でもらったボーリングのDVDをしょっちゅうみて、

「ガターをこわがらないで!右から2番目のスパットを狙って!」とわけもわからず台詞をまねしている。

”あっくん”もボーリングは大好きだ。

「あっくんね、あした子供会の映画なんよ。」

そうか。でもここは、ボーリングだろ。

「知らん。わからん。行かん。」

「え? じゃ、こーじとふたりで行ってもいいのか?」

「いい。」

あれあれ・・

・・・・・

ふろがわいた。途中になっている用事があり、すぐにはいれないでいると、待ちきれず”こーじ”が先にはいった。

よめさんもころあいをみて”カズぼん”を裸にし、浴槽にいれたようだ。

「さくら、いいにおい。」

”こーじ”が言っている。”さくら”の入浴剤がほしい、とよめさんにねだって、わざわざKIRINDOまで買いにいったらしい。

いそいで仕事をかたづけ脱衣場へ。

浴室の扉のすきまから湯気にけむって湯船が見える。

”こーじ”と”カズぼん”が首だけ浮かべてニコニコしている。

あ・・かわいい・・・

疲れがすーっとぬける。ぼーっとみていると、”カズぼん”がゴボっと倒れた。

わああっ!

と、すぐに”こーじ”が支える。・・おおっっ、やるなあ、4歳。

・・・

「さくら」はいい香りだ。でも、さくらの花に香りがあったかな。

「はいってもいい?」あっくんだ。

「いいよ。」

「あきのりーっ、ふく、ぬいでるー?」

「こーじ、”おにいちゃん”、やろ。」

「ちがう、あきのりくん。」

「・・・・・」

”あっくん”もはいって来て、きょうもにぎやかだ。

”カズぼん”は、いつも以上にパワフルだ。

「ちんち、ちんち」と叫びながら二人のおにいちゃんのおちんちんをさわりにいく。

”こーじ”は、なにかの数え歌のようなのを歌いながら踊っている。

そしてふたりをあげると、嵐の後のようにしずかな浴室。

「あっくん、ボーリング行きたくないの?」

「映画がいいの。」

「じゃ、映画が終わってからいこ。」

「いいの。行かない。前にいったから。」

「何スネてんねん。」

「なんでもいいの。いかない。」

「ほんまにええねんな。」

「おとうさん、決めて。」

なんじゃ、そら。

「おふろあがったら、自分で決めて、はっきり言いなさい。行かないのか行きたいのか。」

何かに遠慮しているのか、こだわっているのか、気に入らないのか・・。

すなおじゃない。子供らしく、すなおに「行く!」って言えばいいのに。

・・・・・・・

・・・・・・・

「あっくん、どうする?」

「・ ・ ・ いく ・」

というわけで、やっと映画から帰ってきたら出かけることに落ち着いた。

「”あっくん”、映画のあとボーリング行くって言ったの?」

「ああ。ようわからんなあ。ムツカシイ。」

しかし、よめさんにはいわないが、実は少しわかる。

あいつは、私にそっくりなのだ。

私も家族ででかけるときには、なぜかいつもスネていた。自分でもよく分からない理由で・・・・

なんか、いろいろ頭で、いらんことまでいっぱい考えてしまうんだろう・・・・

「で、映画、なんていうやつ?」

「Mr.インクレディブルだって。」

「それ、うちにDVDあるやん・・・・」

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2006年2月12日 (日曜日)

くりかえし

「てぃんてぃんぶりぶりそんせんじー」

両手を腰にあて、おしりをふりながら”こーじ”が湯船に立って踊っている。

「こーじ、肩まではいらんとまた風邪ひくぞ」

私のひざの上の”カズぼん”がひょいと振り向きニコニコしながら左手を伸ばして”こーじ”のおちんちんをさわる。

きゃあきゃあいいながら、でもさわられたままだ。

クレヨンしんちゃんの実写版があれば間違いなく”こーじ”が主役に選ばれるだろう。

先に自分のからだを洗おうと”カズぼん”をひざから下ろし湯船にたたせる。

最近はひざをまげて肩までつかったりするのであまり倒れる心配はしていない。

見ていると、耳まで湯につかり後頭部をぬらして気持ちよさそうに目を閉じている。

その様子は、むかし共同浴場で見た近所のおじいさんにそっくりだ。

今日は1日中体育館だったためか頭がかゆい。よし、思い切って先に頭髪を洗うぞ。

ふとみると”カズぼん”が沈んでいた。

わおーっっっ!

あわてて抱き上げる。ごほんごほんと咳をした。

すぐ気づいたのでよかったが・・

浴槽には”こーじ”がいるのだが、やはり役には立たなかった・・

これは笑い話ではすまない。猛烈反省。

「誰かあがる?」”あっくん”が外から聞いた。

「はいっておいで」”あっくん”にたのもう。

「あっくん、カズぼんみといてや。さっき沈んでん。」

「えーっ!ほんと?」

さすが8歳。じょうずに抱きかかえている。

・・

・・

そういえば突然思い出したことがある。

私が小さい頃、父親がよく言っていたこと。

それは社宅の共同浴場でわたしがおぼれかけた話。

それも父親が頭髪をあらっていたときだ。

ふっと見ると、もがいていたそうだ。

まさかそういうことが遺伝するとは思えないが。

私が小学校の2年生のとき、社宅の運動会で父親は徒競走に出場し、アキレス腱を切った。

ことしの秋は気をつけよう。

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2006年2月 9日 (木曜日)

はじめてのことば

「こーじね、きょう幼稚園で女の子を突き飛ばして泣かしたんよ。」

”カズぼん”の服を脱がしながら扉の外でよめさんがいった。

”こーじ”は4歳で、この4月から幼稚園に行く予定だが、今からよめさんが時々遊びに連れて行っている。

私のひざの上にのっていた”こーじ”が突然動いてこちらを向き背中を浴槽の壁につけた。

私の顔を見ている。

怒った顔をしている私を見て、いつもの顔で泣き出した。我慢したいけど、我慢しきれず絞り出すように。

「なんでそんなことした?」

「だって線がいらないから・・」

”けんぱ”のまるをかいていて、どうもその女の子が”こーじ”の思わない部分に線をひいたようである。

「こーじ、小さい子や女の子を突き飛ばしたらだめ!」

”こーじ”がわーっと泣き出した。

「こーじ、これからはもうしないね。もう今度からあかんで。」

「ひ、ひ、・・うん、」

「わかったらもういいから。」

かおをくしゃくしゃにしながらこちらに倒れ込んでくる。

そして”カズぼん”登場。

最近傍若無人ぐあいに磨きのかかった”カズぼん”は私のひざの上で半べそをかいている”こーじ”を尻目に浴槽の中を歩きまわる。

お気に入りの蛇口の下でくるっとこちらを向いた。

お湯の中を見つめている。すっと手を伸ばし、”こーじ”のまたのところへ。

「きゃっ」と”こーじ”がからだを揺する。

”カズぼん”はそれから自分のまたのところに手をやり、「ちんち」と一言。

”こーじ”が笑った。

それにしても、「あ」と「おっ」しか聞いたことがなかったのに、はじめて聞いた”カズぼん”の単語がよりによって・・・

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2006年2月 8日 (水曜日)

百ます計算

「あっくん、学校で百ます計算してんねやろ?」

「うん・・でも、もうやりたくない。」

「え?」

「おもしろくないんだよ。」

「なんで?」

どうやら話を聞くと、最初の頃はクラスで一番早くできていたのに、最近はほかのみんなも早くなってきて5番とか、6番とかになってしまい、それが耐えられないらしい。

「計算はわかっているのに、書くのに時間がかかるんだよ。もうおもしろくないから、やりたくない。」

「あっくん、一番になられへんからやりたくないんか?」

「そんなんじゃないけどやりたくないんだよ。」

「どんなんや。」

「4人、5人と先にできた人がいると、もうやる気がなくなる。」

「やっぱり、一番になりたいからやろ?あっくん、そんなことゆうてたら、日本とか世界で一番になれんかったらあかんのんちゃうん?」

「違うの。クラスで一番でいいの。」

「あっくん、自分より走るの速い子と競争するときは最初からやる気なくなるんか?」

「うん。」

「えー!」

えらいこっちゃ。

「そんなもん、走ってみなわからんやん。」

「いいの。」

おおー、なんて言ったらいい?

「百ます計算、早くなった子たちはがんばったからやろ?あっくん、がんばったか?がんばってないやろ。次はあっくんががんばる番やろ。」

「がんばっても勝てないもん。」

「その子たちはがんばって前より早くなったんやろ?あっくんも、今より早くなるようにがんばったらいいやん。別にその子らに勝てんでも。」

「・・・うん」

「そうや、あっくん、おふろからあがったらおとうさんと百ます計算しよ。な?」

「いいけど」

・・・・・

「はい、おとうさん、1分30秒。」

これはなかなかたいへんだ。しかしはまる。

ナントカDSと脳のトレーニングのソフトを買わなくても、これでじゅうぶんな気がする。

「あっくん、もっかいたのむ、測って。つぎ足し算いくわ。」

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2006年2月 7日 (火曜日)

おふろぱぱ「番外編」

このブログをつい最近初公開したさいに

「どうして”おふろ”でなく”あふろ”なのか?」

という指摘をうけた。

もっともな疑問だ。

じつは最初「おふろのじかん」というタイトルに決めていたとき、ためしにこの言葉を検索エンジンでチェックしてみたことがある。

けっこうたくさんひっかかってきて、中にはHなマンガまであったのだ。

これはイカンということで、

上の子が小さいとき「お風呂」のことを「あうろ」と言っていたのを思い出し、ええいとばかり「あふろのじかん」とした。

うそだ。

本当のことを言うと、その指摘があってはじめてこのブログのタイトルが

「おふろ」でなく「あふろ」になっていることを知った。

打鍵ミスだ。

致命的な。

2ヶ月、20回以上更新していて気づかなかった・・・

ついに、ついに、ボケた・・・

「あふろ」と言う文字を「おふろ」と思いこんでいた。

なさけない・・

・・・

日常のなかでもこんなふうにボケていることってあるんだろう。

いましめの意味を込めて、タイトル、このままでいこうと静かに決心。

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2006年1月23日 (月曜日)

水鉄砲

「ぶぅわはっ!」

「どうしたっ!」

今日は”あっくん”とふたりだ。

”こーじ”も”カズぼん”も風邪気味なのでおふろはおやすみ。

「はいるーうう」

”こーじ”が泣いているのが聞こえる。

しばらく黙ったままの男二人。

「あっくん、こんなんできるか?」

両手を少しずらしてあわせ、親指のつけねのすきまからお湯を噴水のように出してみせる。

じつは自分もそんなに上手にできるわけではない。

「おとーさんの子供のころにはじょーずにする人がいてたなあ。」

そう、会社の社宅の共同浴場。

いろんなおにいさんたちが、いろんなことをしていた。

洗面器の口をふたつあわせ、なぜかあいだにタオルをはさんで”浮き”にする。浴槽が大きかったからぷかぷか浮かんで楽しかった。

両手でする水鉄砲にもいろんなタイプがあった。ほんとうに指の先から出すことができる人もいた。どうやってたんだろう?

窓から浴場を管理するおっちゃんが時々のぞく。

「こら!パンツはいたままふろはいってんのは誰や!」

夏、子供達はみんな日焼けして、水泳パンツのあとがくっきりついているのだ。

楽しかった・・・

・・・・

あ、この子は生まれたときからうち風呂か・・・

風呂で友達と遊んだことなんて一度もないのだ・・・

”おふろぱぱ”は、友達の役割もしてやらなければ。

「ほら、あっくん、こんなに飛ぶで。ほらほら、こっちからも出てるやろ。」

「・・・・」

「あっくんできるか?やってみ。」

「できない。やれない。」

くるりとむこうを向いた。

この子は小さいときから、うまくやれないと機嫌がわるくなるのだ。

できないことが我慢できない。だから、できないと思ったことは、やらないのだ。

しばらく向こうを向いてうつむいている。

あきらめた。もう、それ以上はちょっかいをかけない。しつこいときらわれるのだ。

しばらくすると

「ぶぅわはっ!」と突然”あっくん”が大声を出しのけぞった。

「どうした?」

「急に顔にいっぱいとんできた。」

「ん?」

見ると向こうを向いて胸の前で手を合わせている。

こいつ!こっそり練習していたのか!

なんと、負けず嫌いなやつだ。

誰に似たんだろう?

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2006年1月22日 (日曜日)

3兄弟

「もう誰かあがる?」

ふろの外から”あっくん”が聞いた。

「まだあがらへん。あっくんもはいっておいで」

ひさしぶりに3兄弟がおふろであそんでいる。

よし、3人いっきにかたづけるぞ。

1歳5ヶ月の”カズぼん”を浴槽の中においておくのはまだ危ない。

好奇心一杯に動きまわる”カズぼん”はすぐにバランスをくずしてたおれそうになるから。

「こうじ、からだ洗うからあがってきなさい。あっくん、カズぼんたのむで。」

「わかった。・・・ほらほら、カズ、こっちだよ。だめだめ・・・」

よし、”こーじ”できあがり。次は・・・、”あっくん”

「こーじ、おふろはいって。カズぼん倒れんように見といてや。」

「わかった。」

「あっくん、おいで。」

「うん、でも、心配だなー。」

おおーっ!さすが8歳。おにいちゃんの自覚いっぱいだ。

「こーじ、ちゃんと見てや。」

わがまま4歳、大丈夫かな・・

「うん。・・・かじゅー、おさかなつってるの?だめだめ、食べちゃだめ。」

おおおおーっ!”こーじ”!きょうはおにいさんやないか!

”カズぼん”をよめさんにわたし、”あっくん”があがって、最後に”こーじ”と二人になった。

白い入浴剤のお湯の中に”こーじ”の”おにーさんの笑顔”。

「さんじゅうご、さんじゅうろく、さんじゅうしち、さんじゅうに・・・」

それじゃ終わらないね。

「もうくたびれた?じゃ、あがるか?」

「うん。おとーさん、おさきにね。」

えっ?

おさきに、か・・・

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2006年1月15日 (日曜日)

反抗期?

「あっくん、おとつい3階から飛び降りて死んでやるって、おかあさんにゆうたらしいな?」

「え?・・・忘れた。」

「なんでや、そんなん忘れるはずないやろ。」

「忘れた。今日は2階から飛び降りるって言ったけど・・」

「ゆうたんか!なんでや。なんでそんなことゆうんや?」

「・・・・・」

「誰かの真似か?それともあっくんのオリジナルか?」

「まねじゃない。」

「なんで、そんなことゆうの?学校でもゆうてるんか?友達に”遊んでくれなきゃ死んでやる”とか?」

「言ってない。」

「先生にゆうてるのか?おとうさんにはゆわへんやろ。おかあさんだけか?」

「おかあさんだけ。」

「おかあさんやったら、そうゆうたら、ゆうこときいてくれるんか?」

「聞いてくれない」

「おとうさんにゆうてみ。さっさと飛び降りろ、てゆうたるから。」

母親には思い切り甘えているようだ。母親だけが甘えられるところなのかな、やはり・・・

にしても、簡単にそんなこと言うって・・・・

昨日よめさんから「”あっくん”が『飛び降りて死んでやる』と言った。どうしたらいい?」という話を聞いたとき

「見といたるからはよ飛び降り、ゆうたれ。」と言っておいたのだが、風呂からあがり話を聞いてみた。

・・・・・・・・・・

「そうよ、お茶ほしい、っていうから、まだできていない、と言ったら、お茶がないなら死んでやる、って、そこの窓あけてわめいて・・」

「で、どうしたん?」

「はやく飛び降り、って」

「おお!ほんで?」

「やっぱりやめる、痛いから、だって。」

チャンチャン

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2006年1月14日 (土曜日)

こーじの九九

”あっくん”が買ってもらったおふろ用の九九の表。

”カズぼん”はおもちゃとして、”こーじ”は本来の目的で、とリあいっこしている。

”あっくん”が九九を覚えようとがんばっているのを横で見ていて、”こーじ”も知らず知らずにそのうちのいくつかを覚えてしまい、興味を持っているのだ。

たとえば2の段は2×6=12まで覚えているし、ほかのも語呂のよいものはあたまにはいっているようだ。

わたしと”こーじ”と”あっくん”の3人で問題の出し合いをした。

”あっくん”は人間ができているから(?)ちゃんと”こーじ”が覚えていそうなものを出題するので、順番に問題を出しても7周か8周くらいはまわる。

まさか、と思っているものをちゃんと”こーじ”が答えるので

「こーじ、すごい、すごいねー!」と私が驚きの声を上げる。

すると”あっくん”が

「小学校2年になっても覚えていたらすごいけどね。」と冷静に言う。

そうか、たしかに。”あっくん”だって小さいとき「寿限無」を全部言えてたもんな。

そりゃそうだよね。覚えているわけないか。

”あっくん”おとなやな。

親バカでした・・・

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2006年1月10日 (火曜日)

3回?

「あっくん、最近いつあたま洗った?」

いつもどおり"カズぼん"と"こーじ"が先にはいり、2人が上がったあとにはいってきた"あっくん"に聞いた。いつもは"あっくん"を残して自分が先にあがるので、あたまを洗うのは本人にまかせているのだ。

「昨日あらった。おかあさんが。」

前日は私の帰宅が遅かったため、子供3人まとめてよめさんがいれてくれていた。ご苦労さまだ。

「おかあさんはあたまからお湯をザバッてかけるんだよ」

"あっくん"は小さいころから水をこわがって頭を洗うのがたいへんだった。

今でこそ自分で洗っているが、私が洗っているころでも"頭からザバッ"、はなかったし。

一度など、無理矢理流そうとしたときに緊張のあまり鼻血をだしてしまったこともあった。

「おとうさんそんなんしたこと1回もないやろ?」

「うん」

「どっちがいい?」

おとうさんがいい、って、言って、くれへんかな・・・・

「え?・・・どっちでも・・」

気をつかっている。

「でもいつも3回なんだよ」

「えっ?何が?」

「ザーッて流すのが3回なんだよ、いつも」

「えっ?どういうこと?もっと少ない方がいいの?2回がいいの?1回?」

「ちがう、多い方がいいの」

「へー!気持ちいいもんな。」

ちゃんと成長してるんだなー。

「って、ことは、4回?」

「うん」

「5回とか6回とかのほうがいいんやな。」

「えっ?、それは・・、4回以上はイヤ」

ははは、微妙なものである。

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2006年1月 8日 (日曜日)

おおきいにいちゃん

「"こーじ"もう寝てしまったから"カズぼん"と"あっくん"ね」

この組み合わせは、はじめてかもしれない。

「今日は登別」

最近は入浴剤を入れるのが我が家のブーム。もらいものだけど。

白いお湯のうえに"カズぼん"の顔が浮かんでいる。今日も二重まぶたがかわいい。

しばらくするといつものとおり膝からおりて水道の蛇口へ。

"あっくん"とふたり、ちょろちょろおちる水で盛り上がっている。

でもいつもと違う。

「はい、"カズぼん"、こっちね、つめたいお水。」

あっ・・さすがおおきいおにいちゃんだ。

いつもの"こーじ"とは全然違う。

「こっち、ほら、あ、だめだよー、そうそう」

"あっくん"は8歳。おにいちゃんの"風格"を感じる。

・・・・・

4歳の"こーじ"は、まっかなほっぺたをしてコタツで寝ていた。

わがまま放題の君は、まだしばらくは、"ちいさいおにいちゃん"にはなれないかな。

・・・君もかわいいから、いいんだけどね。

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2006年1月 6日 (金曜日)

やわらかいからだ

「うをわあーっ!」

これは私の叫び声。

仕事から戻り一息ついて、子供を風呂に入れるため裸になって浴室へ。

・・からっぽ・・

「湯がー!」

「あー、またやった?」と嫁さんの声。

「こーじ、服着なさい、はやく、服、ぬがない!あー、寒い!さっむー!ううう」

「どーしたの?」

「お湯がない。はやく服着なさい。」

まったく。

2階の台所から1階の風呂に湯をいれることができるのは便利だ。

ボタンひとつだから。

だが、だから勘違いも起こる。

風呂を洗って、栓をしたかどうか・・・

子供3人相手に夕食の支度をしながら風呂の用意。

ああ、たまに失敗しても、しかたないか・・・

って、あかんあかん、さむいって。

・・・

冷えた体を湯に沈める。

「あー、さむい!あつい!ううううう・・あー、気持ちいい・・」

湯から出て子供を洗うのが寒い。

"カズぼん"を洗って、いつもならそのあと湯に入れてあたため嫁さんにわたすのだが、今日は続けて”こーじ”も洗ってしまおう。

”カズぼん”が冷えてしまうので、思い切ってひとり湯船に立たせておこう。

”こーじ”と私が外にいて、”カズぼん”を湯船に立たせた!

そのとたん、

ひとり置き去りにされると思ったのか、”カズぼん”はものすごい勢いで顔の高さの浴槽のへりに手をかけ、さらに左足をあげて、なんと浴槽をまたごうとした!

「からだやわらかー!」

思わず言った。子供ってすごい。1歳のからだ、おそるべし。

8歳のあっくんは、これは普通の子より体がかたい。小さいときはやわらかかったように思うが。

もしかしたら、小さい子は何でもできるのかもしれない。

ピーターパンやったか、赤ん坊は空を飛ぶことになっていた。

なんとなく発想が理解できる。

成長するにつれて、だんだんできなくなって、だんだん普通の子供になっていくのか・・・

えっ?

いいやん、それで。

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2006年1月 5日 (木曜日)

蛇口

「うーっ!」

「あーっ!」

"カズぼん"が水道の蛇口を相手に遊んでいる。

出口をさわるとパイプの中にたまっている水がちょろちょろとこぼれだしてくる

それがなんとも楽しいらしい。

いつも私の膝の上に座っているのに

最近は自分から膝を降りてお気に入りの蛇口にちょっかいを出している。

生まれてから一度も切らなかった髪を、昨日うちのアマチュア理髪師に断髪(散髪ではない)され、すっかりただの「いたずらワルガキ」になってしまった"カズぼん"が

4歳になってますますわがままになってきた"こーじ"と一緒にきゃあきゃあはしゃいでいる。

夢中になって"こーじ"が"カズぼん"を押しのける。

「こら、こーじ。何するねん!」

「だって"カズぼん"が・・」

「"カズぼん"はまだ小さいんやから」

この無敵の4歳にまだおにいさんらしさを求めるのは無理か・・

風呂からあがり、

夕食のテーブルで箸をもったままいち早く眠ってしまったのは"こーじ"であった。

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